コロナ テレワーク うつ病日記

初めまして、こんにちは!

アンケート(質問)内容の考え方

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 習熟研修の取り組みで社外講師による講演セミナーを開催する際、受講後のアンケートを作成しろと言われて悩んだことがある。

実際、どのようなアンケートにすればよいのか調べてみた。

 

 一般的なアンケート調査の目的は何か

 

 例えば、顧客満足度調査であればサービスや商品の改善に活かす目的があるはず。

政治・選挙のアンケートであれば得票率の改善が目的かもしれない。つまり、アンケートを行う目的はそれぞれ異なるが、何かを改善したいという意図が多いようだ。

 

 目的(課題の改善)が明確なアンケートは確度(確実さの度合い)が高まる

 

 課題の要因は様々な可能性が考えられるため、正確に調べようと思ったら、あらゆる情報を広く、浅く収集するしかない。しかし、調査仮説が立てられると、どこに焦点を当てて調査を実施すべきかを絞り込むことができ、調査の方向性が定まる。

 

 

 仮説検証(仮説を立てて検証しながら、問題点や解決策のあたりをつける)

     ・課題解決に向かうための「仮説」を立てる

      仮説が正しいのかを検証するため、仮説から逆算してアンケート項目を作成する

   つまり、

    1.目標設定が明確にできているか

    2.目標達成をするための課題設定ができているか(状況の観察・分析)

    3.その課題を解決するための「仮説」が立てられているか(仮説の設定)

    4.仮説が正しいかどうかを検証するために、「知るべき事実」は何か(仮説の検証)

    5.その事実を知るために「どんな質問」をすれば良いか

 

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 精度の高い仮説を立てられる人は、日々の経験から「ああなれば→こうなりやすい」という「法則」を自分の頭の中にためこんでいる。そのため、早い段階で仮説を立て、それが正しいかどうかをスピーディに検証し、間違いに気づいたらすぐに起動修正し、改めて別の仮説を立てるようだ。

 

 起こった事象:売り上げが落ちた

 法則の当てはめ:買う人が減った→売り上げが落ちる

 仮説:売り上げが落ちたのは買う人が減ったからに違いない

 

 「売り上げが落ちた」事象にの法則は、他にも「商品単価が落ちれば」「購入頻度が減った」などが考えられる。

 分解して考える切り口の仮説を整理し、論理的妥当性のある仮設を設定する必要がある。

 

 「買う人が減った」ことを仮説にするのであれば、データを収集して仮説の真意を確かめる。(やってみないと分からないような問題の場合は、実験的に仮説に沿って進めると真意を確認できる)

 

  どんなアンケート(質問)をするかは、「なぜ、そうなったのか」「この問題の原因は何か」と言った視点で因果関係を掘り下げる質問を繰り返すことだ。

 例:「買い物は週何回いくのか」「買い物する頻度が多い店はどこか」「当店で購入する頻度はどれくらいか」「当店の買い物に対する不満事項」

 

 アンケート(質問)内容は、以下のように整理するとよいかもしれない

  〇キーワード作り

  〇似たものを集めてタイトルをつくり項目を分類する

  〇その関連の図式化を行う

 

 

  ゴール(その情報をどのように活かしたいのか)が明確であれば、アンケートの目的(課題の改善)も鮮明になる。