学習の仕方・仕事の仕方
学校の学習と仕事の仕方も共通点はあると改めて感じた。
まずは、
勉強のできる子は図で考えるという本を参照する
と以下の通りである。
成績が伸び悩んでいる子の共通事項
・教科書の内容を時間をかけてノートに丸写してから覚える
・暗記用の赤いマーカーがほとんど全ての行に引かれている
・数学で、とにかくひたすら問題集を解きまくる
・英語で同じ単語や文章を何度もノートに書いて覚える
その、ノートはこんな感じ
・ノートにはじめからある罫線以外の線が引かれていない
・色ペンが使用されていない
・矢印や■、△、〇などの記号がいっさい使用されていない
また、次のことをよく口にする
・何がわからないのかわからない
・同じ文章を何度も読み直さないと理解できない
・問題を解くための糸口が見つからない
・ケアレスミスが多い
成績が伸び続けている子の共通事項
・短期記憶がすぐれている
例:黒板の長い英語の単語スペルを何度も見直すことなくすぐノートに書ける
・まとめるのがうまい
例:関連事項を色ペンで囲ったり、線で結ぶ。また、問題文にマーキングしながら考え、キーワードや数値を〇で囲んだりする(何が幹で何が枝かを把握する)
・インプット(説明)に対するアウトプット(反応)が早い
例:説明をしたときの反応が早く、基本的なこと以外に応用を確認してくる
図で考える方法を活用している
全体を予想し、パーツ関係を考えながらブロックを組み合わせる
なぜ、図で考えるのか
記憶を定着させるにはコツがある
・図で考えることで、物事がシンプルになる
・シンプルであれば理解しやすくなる
・理解しやすいものは記憶にも残りやすい
言葉で覚えるより図、イメージの方が右脳が刺激され記憶の出し入れが早い
図で考える力を伸ばすには
・分類する、物事の相互関係を理解する
例えば、上の「?」には何が入るのか?
テレビでも同様の問題が放送されていたのでご存知の人もいるかと、幼稚園での問題と言われてました。(発想する訓練を積み重ねることが重要)
答えは「3を対称にくっつけた8のような形」(左から、1,2,3,4,5)
→共通点と、相違点「理解することの大半は分類すること」
まとまりに気づく→分類する→整理する→図解する
・量的関係、ものの形やサイズには理由があることを理解する
→複数の事柄について、関係性を整理して表す
・時間関係、時間の流れを意識する
→目に見えない時間を意識的にとらえ、視覚化する
例えば、国語の苦手な子の特徴
1.知識が不足しており、問題に何が書いてあるかが読み取れない
2.思考力が鍛えられていないので、「部分」は理解できるが「全体」を把握できず、それゆえ、問題に答えるときに正解に至らない
→筋道を立てて、1つひとつのことがらの根拠をはっきりさせて考えて
いくことが必要
仕事でも同様と感じた。特に新しい仕事を始めようとしたときも、一から学習する必要があるので同様のステップで取り組んだ方が効率的だ。
一から学習する方法が非効率になると以下の通りになる。
・知識を理解しないと整理・整頓ができない。
・知識がないと考えられない
・考えられないと伝えられない
例えば新しい職場で、いきなり「あれもこれも」同時に多く依頼されても準備(調べる)する期間が必要だ。知識を得て、理解し、整理・整頓をしないと依頼されている相手、相談する相手にうまく伝えられない(回答できない)。まずは、「あれもこれも」という依頼内容を自分が中身を確認するだけの時間を確保することと、確認するには時間を要することを理解してもらうことが必要だ。自分が理解しないと優先順位もつけられないし、スケジュールも立てられない。
一から学習する必要があることに備えて効率的な学習ができるよう習慣づけて取り組んでいきたい。