一人暮らしの高齢者宅に占い師がきた
ひょんなことから、実家の一人暮らしをしている高齢の母親が占い師に会って話をした結果を、私に連絡してきた。
そもそも、その占い師も実家の母親の友達が紹介してきたのがきっかけだ。騙されたつもりで一度会ってみてはどうかと言われ会ったようだ。
実家の母親が占い師と話をした内容はこうだ。
母親について、あなたは、社長向きだ。色々なことをてきぱきとして人の面倒をみるのが上手だと。母親本人は、大喜び、私、社長向きなんだって、、と喜んでいる声が受話器からでも伝わってくる。「長生きもする」とも言われたみたいだ。
なぜか、家族の相談もしたと、生年月日と職場を教えたらしい。本当は手相も必要と言われたみたいだ。
しっかりと、母親の家族構成と、県外在住の結婚している子供たちの家族構成と生年月日とを伝えて占ってもらったみたいだ。
あの子は、やさしい子で、、etc、息子さんは真面目なのでもっと思い切った行動をしてもいいとか、、etc
どこかで、似たようなセリフを聞いたり、読んだり、見たりしたなと私は思い浮かべながら母親の一方的な会話を聞いていた。
しかしながら、これって、個人情報を全て初めてあった占い師に教えてあげてることに気づきました。
でも、もう遅い。
占いの人が悪いと言うつもりはなく、
一人暮らしの老人を狙う詐欺師に気を付ける必要がある。
私の詐欺師の常套手段は、
①相手をほめる、喜ばせる、ことを徹底的に与える
②相手を喜ばせることで信頼を得る
③喜んだ相手が占い師にメリットがあると感じるようになる
④占い師の話を聞いて見ようとする
⑤占い師に相談してみたい。お金を払ってまでも相談してよい気持ちになりたがる
とりあえず、参考だが、こう思っていた。
ネットで検索すると、以下のようなコメントが記載されている。
高齢者はよく詐欺の対象になる。
高齢者は、
・判断能力が弱っている
・頼れる知り合いが少ない
・強く断れない
・インターットで情報を調べない
など騙されやすい人の特徴を一通り網羅しているので、詐欺師からするといいカモ。
優しくしてくれる人には優しくしたくなる。
不快なことを言ってくる人に対しては言い返したくなる。このように、やられたことはやり返したくなる心理を返報性という。
高齢者を狙った詐欺で、布団を何枚も買わされるケースがある。なんで同じものを何枚も買ってしまったのか理由を聞くと『よくしてくれたから』という答えが返ってくることがよくある。
詐欺師の場合は最終的に商品を買わせたり、お金を借りたりするのが目的で相手に親切するので相手が何か見返りを期待しているのか、純粋な好意から与えているのかを考える必要がある。
詐欺からみの内容は色々検索で確認できるが、高齢者は確かにインターネットを見ないですよ。
私との電話が終わったあとも、よっぽど占い師に社長と言われたのが気持ちよかったのかメールで「気分がよいので久しぶりに近所を散歩してきます」と送られてきた。
心配だが、電話で占い師にあったことを教えてくれるうちは大丈夫かなと自分自身に言い聞かせている。