思い出す力(記憶力)
最近、新聞の社説を読んでも読み進める速さはあるが、記憶に残っていない。初めのほうには、何が書いてあったのか思い出すことができない。
それでは、何の意味もなく、一通り社説を読んでみて何が書いてあったのか思い出すことをして見たがうまく思い出すことができないので、調べてみた。
学生を対象にしたある研究では、覚えたい単語のリストに目を通したあと、次の3つの方法のうちどの方法が最も効果的に思い出すことにつながったのかが調べてられた。
A:もう5分かけて単語一覧に再度目を通す
B:思いだせた単語を紙に書きだすという自己テストを1回行う
C:紙を3枚用意して、自己テストを3回行う
一週間後に再びテストをした結果、Aの方法で勉強した学生は約30%ほどの単語しか思い出せない。それに対してBは40%ほど、そしてCはなんと50%以上の単語を思い出すことができた。
AとB、Cの違いは、書き出してテストをするし、思い出す練習の回数をこなすかしたかどうかだけ。
リストに複数回目を通す学習は、読む練習であって思い出す練習ではない。
やはり記憶を定着させるためにも、紙に書き出して整理し、繰り返し思い出すという練習は大切だ。
・思い出すテストは、なかなか思い出せないものを思い出そうとすることで最大限に効果が高まる。忘れる直前に近いタイミングで思い出そうとするほど、実際に思い出したときに深く脳に刻まれるようだ。
・忘れる直前に思い出すということをつねにできるようになれば、テストの効果が2倍になるそうだ。
実際、社説を読み進めていくうちに最初に何が書いてあったのか思い出せない場合、
紙に書き出して思い出すことを実践してみる。次第に思い出す力が鍛えらえるのか試しみたい。
社説に目を通すのは読む練習であって、思い出す練習ではないことが判明した。
よく、読んだとか、理解したと本人はいうが、読んだつもりで理解していないことが多々ある。
メモをとるさいも、取り方に注意することが大切だ。キーワードを拾いつつ、どういうことを言っているのか理解できるメモの取り方をするようにしたい。
後から、メモを理解しやすくするためにも整理することが重要だ。
まとめ、
・この段落では、何が書いてあるのか、何がいいたいのかを意識する。
・ポイントは、主語を意識しながら読むこと。
・ここまでの段落はこうだったと振り返りながら、次段落は何だろうと意識する。
・各段落を箇条書きにできるくらいの感覚で整理するように心掛ける。
・箇条書きに整理した内容を記憶する努力・思い出す訓練を積み重ねる。
・読み終えたとき、各段落について順番に箇条書きに整理した内容を口にだす。
話がそれるかもしれないが、最近の小学生はタブレット学習でタッチペンを使用している姿を見る。
書くことは思い出す力になるが、タッチペンを使用して問題を解くことも記憶力の思い出す力になるのか疑問だ、今後、機会があれば確認してみたい。